間違って生まれてきた。
2004年11月24日 読書
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「僕は間違って生まれてきたんだ。
もう、生きるのがつらくて」
「間違って生まれてきたかどうかなんて
これから生きていかなければ
分からないんだ。
ほら、そっちには道はないだろ?
道があるのは、こっちだ。
人はやり直すんじゃない。」
人を思うあまり、
でもその人が自分のものにならないとき
そして
どうにもならないとき
自分がその人を殺めることが
自分のものになると考える、その心。
愛する人の最後の顔を独占して
冷たくなっていくその体を抱きしめて、その男は笑う。
異常かもしれない。
いや、異常じゃないのかもしれない。
きっと誰もがもってる、独占欲。
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「僕は間違って生まれてきたんだ。
もう、生きるのがつらくて」
「間違って生まれてきたかどうかなんて
これから生きていかなければ
分からないんだ。
ほら、そっちには道はないだろ?
道があるのは、こっちだ。
人はやり直すんじゃない。」
人を思うあまり、
でもその人が自分のものにならないとき
そして
どうにもならないとき
自分がその人を殺めることが
自分のものになると考える、その心。
愛する人の最後の顔を独占して
冷たくなっていくその体を抱きしめて、その男は笑う。
異常かもしれない。
いや、異常じゃないのかもしれない。
きっと誰もがもってる、独占欲。
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