人間が犯罪に手を染めるときと、祖父の危篤を耳にしたとき。
2004年12月21日昨日テレビを見ていたときに
20人以上も人を殺害した犯人の特集をしていた。
そこで私は
衝撃的な言葉を耳にした。
「あまりにも寂しくて
死体でもいいから
そばに居て欲しかった」
言葉にならなかった。
彼は、望まれて生まれてきたわけではなかった。
中絶する費用がなかったため、生むという選択肢しかなかった。
父親はアルコール中毒。
兄は優秀で、常に比べられてきた。
その兄からは虐待を受けた。
自分は絵画に飛びぬけて才能があるものの、
色が「白」と「黒」にしか写らないため
高校も入学できなかった。
就職もままならない状態で犯罪に手を染め、
そんな中で一人の女性と出会う。
子供も授かって、幸せいっぱいだった。
子供こそが自分の幸せだった。
しかし、妻と子供に逃げられ
妻を殺そうと思った。
しかし、妻を殺すということは
あの子の母親をも失わせるということになる。
離婚裁判の時に手に握った十字架に背を向け、
教会近くに住む人たちを次々に殺した。
「教会の近くに住んでも、
神は守ってくれないんだ」
彼は、言った。
その後、彼は次々と人を殺した。
それはまるで、家畜を殺めるときのようだったという。
「謝罪はするが、反省はしない。
もう私は生きないから、反省しても意味がない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あまりにもいろんなことが衝撃的で
案外自分は幸せな状況に居るんだと思わされた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
祖父が危篤状態らしい。
誰が来ても、何も話さないらしいし、
誰かも分からない状態らしい。
7時間半のことを6時間90分と話した祖父。
いとこの結婚式に車で向かったとき
トイレ休憩にインターに止まったのに、
車の中で一人、笹かまぼこを食べ続け、
車を走らせたとたんに
「トイレに行きたい」と言い出す祖父。
いつも親戚は、わけの分からないことを言う祖父の相手を
私に任せた。
でも私は、そんな祖父と話すのが好きだった。
私が実家に帰ると、いつも植木の手入れをしていて
植木にホースで水を上げているのだが
その水を本気でわたしにかけてくる、祖父。
実家のマロンという犬の名前を覚えられず、
「メロンちゃん、メロンちゃん」という、祖父。
そんな祖父が、危篤だなんて。
今度実家に帰るときまで、
お願いだから生きていて。
お願いだよ。
20人以上も人を殺害した犯人の特集をしていた。
そこで私は
衝撃的な言葉を耳にした。
「あまりにも寂しくて
死体でもいいから
そばに居て欲しかった」
言葉にならなかった。
彼は、望まれて生まれてきたわけではなかった。
中絶する費用がなかったため、生むという選択肢しかなかった。
父親はアルコール中毒。
兄は優秀で、常に比べられてきた。
その兄からは虐待を受けた。
自分は絵画に飛びぬけて才能があるものの、
色が「白」と「黒」にしか写らないため
高校も入学できなかった。
就職もままならない状態で犯罪に手を染め、
そんな中で一人の女性と出会う。
子供も授かって、幸せいっぱいだった。
子供こそが自分の幸せだった。
しかし、妻と子供に逃げられ
妻を殺そうと思った。
しかし、妻を殺すということは
あの子の母親をも失わせるということになる。
離婚裁判の時に手に握った十字架に背を向け、
教会近くに住む人たちを次々に殺した。
「教会の近くに住んでも、
神は守ってくれないんだ」
彼は、言った。
その後、彼は次々と人を殺した。
それはまるで、家畜を殺めるときのようだったという。
「謝罪はするが、反省はしない。
もう私は生きないから、反省しても意味がない」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あまりにもいろんなことが衝撃的で
案外自分は幸せな状況に居るんだと思わされた。
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祖父が危篤状態らしい。
誰が来ても、何も話さないらしいし、
誰かも分からない状態らしい。
7時間半のことを6時間90分と話した祖父。
いとこの結婚式に車で向かったとき
トイレ休憩にインターに止まったのに、
車の中で一人、笹かまぼこを食べ続け、
車を走らせたとたんに
「トイレに行きたい」と言い出す祖父。
いつも親戚は、わけの分からないことを言う祖父の相手を
私に任せた。
でも私は、そんな祖父と話すのが好きだった。
私が実家に帰ると、いつも植木の手入れをしていて
植木にホースで水を上げているのだが
その水を本気でわたしにかけてくる、祖父。
実家のマロンという犬の名前を覚えられず、
「メロンちゃん、メロンちゃん」という、祖父。
そんな祖父が、危篤だなんて。
今度実家に帰るときまで、
お願いだから生きていて。
お願いだよ。
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