ありがとう、がいえること。

まいひめさん、秘密ちょっと待っててください。
ごめんなさい。

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人間って
環境で変わってしまうものだろうか。

あれだけ大学のとき一緒にいたあの子が
実家の都会に戻り、仕事を始めたら
なんか雰囲気まで変わってしまった。

前は私と同じような、少し田舎の雰囲気が残る
素朴な感じだったような気がした。
しかし、

天然っぽい雰囲気はほんの少し残っていたものの、
以前とは少々違っていた気がした。
確実に田舎くささは消えていた。

大学時代には皆に秘密にしていた
（それすらショックだったのだけど）
たばこも
ストレスのせいか、私の前でも吸わないと
落ち着かないようになっていた。
それだけ、社会ってのは厳しいものなのだろうか。
私は彼女ばかりは
「一番にたばこを吸わない子」だと勝手に思っていた。
タバコが悪いとか、そういうことではないのだけど。
ただ、自分が持っていたイメージと変わってしまったから。

都会のにおいがした気がして
どこかおいてきぼりを食らったような気がした。
喪失感になぜか苛まれた。

私はこのときばかりは
過去を振り返って生きていたい、とそう思った。
そう思うことはいけないことか。

私も周りから見たらかわってしまったと
そう思われているのだろうか。
そう思われているだろうな、きっと。